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ホーム活動内容学術研鑽事業第6回学会学術大会

活動内容

聖隷クリストファー・リハビリテーション学会
第6回学術大会のご報告

 2021年3月20日(土)に第6回聖隷クリストファーリハビリテーション学会学術大会が初のオンラインにて開催されました。第5回大会がCOVID-19の流行の波に呑まれ、中止を余儀なくされたその無念をばねに、この日まで準備をしてまいりました。初の試みでしたが、滞りなく開催できましたのはひとえに本学会理事、同窓会員、本学会員の皆様方のおかげでございます。心より感謝申し上げます。
 今回の学術大会では、澤田辰徳先生による基調講演「未来を見据えた作業療法」、新宮先生によるスタートアップ講座、矢部先生と谷先生によるリハビリ講座をといった企画を行いました。 大会のテーマは敢えて設けていませんでしたが、新人、中堅、ベテランそれぞれの年代のセラピストが持つべき心構えを各講師の先生方から示していただきました。 それも今後抱える課題を組織がもつ特徴や、人口・財政などといった社会的な視点から示していただき普段では気づくことがなかったことを教えていただきました。 特に、2026年頃にはセラピストの需要に対する供給が逆転し、飽和状態となるといった話は一つの時代の節目を今後迎えるため、考え方を今の内から変えていくことが我々の業界を守っていくために必要であると感じました。 澤田先生が話されました「質と差の教育」はまさに多くの病院施設で抱えている、見逃してはいけない問題の一つであり、永続的に取り組むべきことと思います。 職人のように自身の臨床を極めるだけでなく、今の時代に合わせ臨床を教育することから目を背けず考えていくことがこれからの時代に必要ではないでしょうか。 私自身、臨床12年が過ぎ、職員を管理・指導する機会が徐々に増えてきているため、今回の講演や講座を聞き、今後は教育にも力をより注いでいきたいと感じました。 そして聖隷の卒業生の皆様もこれからの時代を見据えた働き方をしていただき、そしてそれぞれの場所で輝き、次は学術大会で講師として発信していただける日が少しでも早く来られますことを期待しています。 この度はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。

 私は本学会の理事として6年を迎え、この学術大会の大会長を最後に退任の運びとなりました。 普段は愛知県で仕事していることから、大学とのつながりがほとんどありませんでしたが、本学会を通して大学との繋がりを持てたことは大きな財産です。 本来であれば皆様の顔を直接見ながらご挨拶ができれば幸いでしたが、今は時代が許してくれませんでしたので、また良き頃に改めてご挨拶させていただきます。
 今後も本学会のさらなる飛躍を心よりお祈り申し上げます。

2021年3月20日
聖隷クリストファー・リハビリテーション学会
第6回学術大会 大会長   
田端勇麻(鷹丘クリニック)

第6回学会学術大会のご案内


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聖隷クリストファー・リハビリテーション学会事務局